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『三国志 八』
北方さんの描く3パターンの死。理解しがたい"死"というものを、様々な角度で描き、それが何かを教えてくれる



 死ぬとはどういうことだろう。
死んだことのない私たちには、はっきり分からない。
人が死ぬ瞬間なんてほとんどの人が見たことない。
自分が死ぬ瞬間も、どういう感覚かわからない。
死んだあと、自分の存在はどうなるのだろう。
北方さんは様々な"死"を描いて、私たちがそれを知る手助けをしてくれる。
大きく分けて、3つの方法で死を語っていると思う。

 まず、呂布のように第三者によって語られる死。
第三者(曹操)の視点を通して、死にゆく呂布が描かれている。
私たちは、曹操の目線で、人(呂布)の命が尽きる場面を見ることが出来る。
矢が刺さって、今まで動いていた人間が動かなくなる。これが死か、みたいな。

 次に、周瑜のように、自分が存在しなくなる、まさにその瞬間を感じさせる死。
これは死にゆく周瑜自身の視点から語られているため、読者はいきなり思考が止まるという不思議な感覚に襲われる。
あれこれ考えていた周瑜の思考が途切れるので、彼が生きているのか死んでいるのか分からなくなる。
(北方さんの『水滸伝』で晁蓋が死ぬ場面も同じように描かれている)
自分自身が死ぬときの感覚。
自分の死にぎわも、きっとこんな風に思考が途中で止まって、何が何か分からないままこの世からなくなるんだろうな、みたいな。

 最期に伊籍のように、死んだあとの人々が描かれることで、彼はもう存在しないんだ、ということを確認する死。
彼の死は、その瞬間が第三者の視点でも、本人の視点でも語られていないため、話に聞いて知ることになる。(私たちが、「あの方が亡くなられたそうだよ」と聞いて知るのと同じ)
伊籍の死を悲しむ劉備の姿を通して、彼の死が語られてゆく。
自分が死んだあと、周囲の人はその人を思い出す。
あの人はこういう人だったなぁ、みたいに。
思い出すことで、もうその人がいないということを確認する。
死んでも、この世には悲しんでくれる人がいて、自分を思い出してくれる人がいる。
死んでも、その人は人の心の中に生き続ける。

 人が死んで、動かなくなる瞬間を見る。(呂布)
自分自身が死ぬ瞬間を味わう。(周瑜)
自分が死んだとき、周囲の人がどう思うかを知る。(伊籍)
死ぬとはどういうことか。
誰もが経験するものであるのに、はっきり説明するのは難しい。
北方さんは違った角度でそれを描き、私たちに伝えているのだと思う。




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【2012/02/03 23:55】 | | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
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コメント
北方さんの三国志おもしろい
秋桜さん、こんにちは!
確かに死の扱い方、色々ありますね。

死に方は生き方でもあると思います。
死んだあと、生き方が問われますね。

そういう意味で、自分の今を振り返ってみれば・・・反省です。
北方さんの描く世界は三国志は面白いです!!
【2012/02/04 10:56】 URL | 日向 永遠 #MTvX3K/M[ 編集] | page top↑
北方三国志最高です!
日向さん、こんにちは♪

死に方は生き方ですか。なるほど。

今の自分を振り返ると反省しかないです・・・。
反省を生かして頑張らないといけないですね。
死んだあとも誇れる人生にしたいです。

そういう意味でも、北方さんの三国志はいいですね!
【2012/02/04 11:05】 URL | 秋桜 #-[ 編集] | page top↑
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