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『喪の女王6』 須賀しのぶ
赦すということ。


喪の女王 6 流血女神伝 (流血女神伝シリーズ) (コバルト文庫)
喪の女王 6 流血女神伝 (流血女神伝シリーズ) (コバルト文庫)


 エドがこんなに喋ったの初めて見た・・・。
相当な親バカっぷり。

さて、それぞれの信念がぶつかります。
ザカリアを信じるユリ・カスナ女王夫妻。
己の正義を突き進むグラーシカ。
カリエとセーディラを守ると誓ったエド。
そして、直にザカリアと闘うタイアスの化身、ドミトリアス。
段々クライマックスに近づいてきました。

この巻、私が一番印象に残ったのは、「赦す」ということ。

あれだけ母親を毛嫌いしていたエドが、母を赦しました。
命を賭して守るべきものを得、当時の母の心境をおもう。
今なら、母が死に際に言った言葉の意味が分かる。

だから今こそ、心からあなたに誓おう。
全てに勝つ。(エディアルドという名の意味)
この素晴らしい名に恥じない人生を、愛する者のために生きていこう。(P209)




女神の力を失くしたラクリゼ。
彼女のサルベーンの間には、切っても切れない、深い深い関係があります。
愛も、憎しみも何もかも、全ての感情を抱いてきました。
互いが、互いのした事で人生が大きく逸れました。
赦せない。
そう思っていた彼女が、

次に会うときこそ、互いを赦せるようになっているのだろうか。(P233 10行目)

と。
その心の声には、優しさが含まれていました。


赦すということは、この上なく美しい愛のかたちなのかもしれません。
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【2012/10/31 20:54】 | | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
『おそろし』 宮部みゆき
人は、過ちを犯す。だけど、それを乗り越えることが出来る。


    おそろし 三島屋変調百物語事始 (角川文庫)
             宮部 みゆき
おそろし 三島屋変調百物語事始 (角川文庫)


百物語というからには、背筋が凍るような怖いお話かと思っていました。
全く違いますね。
確かに幽霊は出てきます。
でも、それは己の心そのものなんです。

こちらの短編は、すべて人が犯した過ちと後悔です。
こんな不幸自分だけだと思っていても、意外にみんな経験しているんです。
私ひとりが辛いんじゃない。
生きるのが、辛くない人なんていない。
(これは、宮部みゆきさんの『幻色江戸ごよみ』を読んだときにも思いました。)
みんな、今を精一杯生きています。
過去は消せないけど、後ろばかり向いていたら先が見えない。
未来が見えない。
あんなに辛い過去を持っていても、
「今が幸せだ」と笑って言えるお福が印象的です。

お彩と市太郎の話が一番好きです。
相手を間違えると、愛はこれほどまでに醜くなってしまう。
でも、それは他人の見方であって、当人たちの気持ちは純粋です。
私はそれでもいいのかな、と思います。
人に何と言われようと、自分が認められるなら、それは愛です。
他人がとやかく言ってはいけません。
しかし、そうも言ってられないのが現実です。
愛以上に素晴らしいものはなく、愛以上に残酷なものは無い、と感じました。


シリーズで続くようなので、続編が出たら読もうかなと思います。
いつかおちかが、笑顔で「幸せです」と言えるようになってほしいです。

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【2012/10/22 23:01】 | | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
『からくりからくさ』 梨木香歩
世界を閉じ込めた、大きな大きな本です。



        からくりからくさ (新潮文庫)
             梨木 香歩
からくりからくさ (新潮文庫)



最後にきました・・・。
自然を愛し、静かな幸せの中に生きる人々を描いた作品かな、と思って読んでいました。
しかし、ラストで、おもっきり期待を裏切ります。
世界すべてを閉じ込めた、かなりスケールの大きな作品です。
時間、空間、すべてがこの中にあります。

この世界を織物に例えています。
古代から現代までのつながりが、縦糸。
現代世界の広がりが横糸。
そうやって出来上がった織物の中に、私たちは生きている。

個人の過去、世界の過去。現代の自分、現代の世界。未来の自分、未来の世界。一人の人間の身の回りの世界、地球規模の世界。すべてがこの本に詰まってます。
それら全ては、まるでからくさのように、複雑に絡み合っています。

世界がこの中に納まっています。

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【2012/10/18 10:09】 | | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
『聖地をたどる旅 -熊野-』 原水音
まるで、現地にいるような。熊野の風の音が聞こえます。

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聖地をたどる旅 熊野
原 水音
聖地をたどる旅 熊野

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熊野といわれて、イメージするものは何でしょう。
神秘的なものを想像する方が多いと思います。
森の息遣いが聞こえてきそうな熊野古道や、神々しい那智の滝。
自然の荘厳さは、現在の私たちにも"神"を感じさせてくれます。
この本は、そんな熊野の魅力をコンパクトにまとめた1冊です。

写真が多く読みやすいです。
ページに乗っている写真を眺めた後に、文章を読み進めました。
どれも綺麗な写真が載っています。
しかし、文章を読んだ後、もう一度同じ写真を眺めると、さっきとは違った印象を受けました。
熊野の風の音や、水のせせらぎを感じることが出来るのです。
そして、何か神聖な、人が及ばない大きな力の存在を感じることが出来ます。
筆者の熊野を愛する気持ちが、私に乗り移ったようです。
まるでその場にいるように、静かで満たされた気分になりました。

ガイドブックとしての役割も果たしているので、旅行へ行かれる方はぜひ手にとってみてください。
そして、熊野に興味のある方、現地の雰囲気が色濃く出ているのでオススメです。

熊野の魅力を壊すことなく抜き取った素敵な1冊でした。
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【2012/10/03 16:43】 | | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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